【韓国】法律市場開放、警戒心持たなければ

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法律市場開放、警戒心持たなければ
入力:2016-07-07午前11:49:53

今月から韓・ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定(FTA)により英国などEU系ローファームに我が国法律市場が3段階開放された。

もうEUローファームと国内ローファーム間の合併法人(JOINT VENTURE)設立が許されてこれを通じた国内弁護士の雇用も可能になった。
来年ならアメリカ ローファームにも同一に類似の水準の法律市場が開放される。

この間アメリカとヨーロッパ連合のローファームは国内に連絡事務所あるいは韓国の現地事務室形態で法律事務所を開設して韓国法律市場の状況を点検して分析してきた。
米国系ローファーム21社を除いた5個のローファームがEU系ローファームで全部英国ローファームだ。

直ちに国内ローファームとの合併法人の設立が可能な状況で今後これら英国ローファームがどんな足取りを取るのか注目されざるをえない。
おりしも先月英国が国民投票を通じてヨーロッパ連合から脱退することに決めるプレキジット(BREXIT)が確定することによってそれにともなう変数も法律市場に反映される可能性がある。

これに対し対し法務部関係者はプレキジットによる影響は微小だと見ている。
英国がEUを脱退しても脱退の効力が直ちに発生するのではなくて、EU条約により最小2年間脱退協定交渉が進行されるのでその期間英国はEU会員国の地位を維持するためだ。

一方、韓国に進出しようとする外国ローファームは現行体制下での合併法人の設立と運営に対して否定的だと調査されている。
韓国弁護士を雇用して国内事件処理など業務領域が拡大する面もあるが、設立後3年以上業務経歴を備えた国内外ローファームだけ合併法人に参加することができるという規制と外国ローファームの合併法人の持分率と議決権が制限されていて大きい魅力を感じることができないためだ。

したがって当分現在の運営方式で暗中摸索する可能性が大きいように見られる。
とはいえすでに韓国法律市場を鋭意注視してきた外国ローファームが韓国政府が出した3段階開方案をいつまでも見過ごすとは見られない。

英国系ローファームが海外進出や事務室経営でも攻撃的指向を見せるという点は広く知られている。
アメリカ ローファームもやはりこれに対し劣らない。

来年3月法律市場3段階開放を控えて駐韓米国大使や米商務省等を通した圧迫が表面化している。
組織的なロビー活動の結果としてあらわれる。

最近大韓弁護士協会が”本格的な市場開放に能動的に対処して国内法律市場の競争力強化の機会を作るために外国ローファームに対する管理・監督を徹底する”と明らかにした。
古い昔から法律市場は一国家の経済力、文化、情報が総合された人的、物的集合体だ。
私たちの法律市場の健全な発展と国内ローファームの競争力強化のための韓国弁護士の警戒心が切実に要求される。

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/Legal-Opinion/Legal-Opinion-View.aspx?serial=101709&kind=BA01

【関連する日本のニュース】
外国で資格を取得した弁護士の業務に関する法務省の検討会は5日、日本国内で活動するのに必要な職務経験の要件を緩和する報告書を取りまとめた。国をまたいだ企業買収などでの需要に対応するのが狙い。法務省は早ければ来年に改正法案を提出する。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO04500720V00C16A7000000/

国内外弁護士の合同法人可能に=活動拡大へ規制緩和案-法務省検討会
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070500706&g=soc

報道発表資料
平成28年7月6日
「外国法事務弁護士制度に係る検討会」報告書について
 外国法事務弁護士制度に係る検討会は,平成27年3月13日から平成28年7月5日までの間,12回にわたり,外国法事務弁護士制度における職務経験要件及びいわゆるB法人(弁護士及び外国法事務弁護士が社員となり日本法及び外国法に関する法律事務を行うことを目的とする法人)制度の創設について,弁護士及び外国法事務弁護士のみならず,各界の有識者からも専門的な知見に基づく幅広い意見を伺い,検討を重ねてまいりました。
 この度,本検討会において,(1)職務経験要件の緩和に向けた前向きな検討を進めること及び(2)いわゆるB法人の設立を可能とすることを関係機関に要望する旨の報告書が取りまとめられました。
http://www.moj.go.jp/housei/gaiben/housei07_00032.html

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Author: hasegawa

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