【韓国】法務士業界’報酬基準’存廃めぐり賛・否対立

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法務士業界’報酬基準’存廃めぐり賛・否対立
“事件難易度など考慮なしで報酬画一化… ‘下限’なくてダンピングも放置”
“報酬規制で過当競争防止…自由化されればかえって受託料ダンピング深化”
公認仲介士協会からは”仲介手数料上限制限は違憲”憲法訴訟提出
シン・ジミン記者shinji@lawtimes.co.kr
入力:2015-03-20午前9:32:54

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韓国公認仲介士協会が不動産仲介保守(過去の仲介手数料)の上限を定めた公認仲介士法が違憲とし去る12日憲法訴訟を出した中で似た方式で報酬基準制限を受けている法務士業界でも報酬基準存廃をめぐって論議がおきている。

現行法務士法第19条は大韓法務士協会会則で報酬基準を定めるようにしているがこれを超過する報酬を受けた時には100万ウォン以下の罰金に処するようにしている。

これに伴い、大韓法務士協会は土地や建物の所有権移転および担保権設定登記は最高7万ウォンを受けるようにするなど法務士関連業務を詳細に分類して報酬表を作って施行している。

2004年財政経済部と公正取引委員会はこのような法務士報酬基準が’談合の素地がある規制’と判断して廃止しなければならないという意見を出しておくこともした。

報酬基準存廃をめぐる法務士業界の意見は交錯している。
カン・ドンギル法務士は”現行報酬表は書類作成という表面的な現象にだけ焦点が合わされてその裏面にある法務士の法的知識とノウハウ、登記事件の難易度、地域的差が考慮されなかっただけでなく報酬を画一化することによってかえって法務士の競争力を弱化させているので報酬を自由化しなければならない”と指摘した。

ユ・ジョンヒ試験法務士同友会事務次長も”法務士は報酬表が定める基準を超過して報酬を受けることができないが法務士報酬表には下限がないので報酬表で定めた金額より低く受けるいわゆる’ダンピング’問題に対しては監督機関が何の制裁を加えないでいる”としながら”特に報酬上限は物価上昇率さえ反映できなくて十数年間そのまま”として報酬自由化を主張した。

報酬基準が廃止されれば業界に少なくない混乱を起こすという意見も侮れない。
報酬表がこれまで法務士のあいだの過多競争を防ぐ役割もしたがこれさえなくなれば受託料ダンピングがより一層深刻化されるということだ。

瑞草洞(ソチョドン)の元老法務士は”法務士報酬表は国民が予測可能な費用で簡単に法律業務を利用できるようにしようとするところにその目的がある”として”専門職サービスの公共的性格と社会的弱者と庶民層消費者の立場を考慮する時まだ報酬規制が必要だ”として現行制度の維持を主張した。

これに対して大韓法務士協会関係者は”法務士業界内部でも意見が尖鋭に対立していて全体会員たちの合意を引き出すのが容易でない”として”ただし報酬自由化と関連した各種対策を用意するために協会傘下法制研究員を通じて十分に検討して研究している”と話した。

隣接職域である弁護士の報酬基準は去る2000年ソウル地方弁護士会が弁護士報酬に関する規則を廃止して完全に自由化された。

弁護士間競争を不当に制限する不公正取引行為という当時政府規制改革委員会の指摘に従ったものだった。

一方憲法訴訟を出した公認仲介士協会は”仲介報酬の上限を規制してこれを超過して金品を受けることができないように禁止したことは憲法第37条2項の過剰禁止の原則に反して職業実行の自由および契約自由の本質的内容を侵害するだけでなく他の資格証所持者とは異なり公認仲介士報酬の上限だけを法令に定めることは合理的理由なく公認仲介士を差別的に取り扱ったもので憲法第11条の平等権を侵害する”と主張している。

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/Legal-News/Legal-News-View?Serial=91762&kind=AE

[仮訳者注]
大韓民国憲法[施行1988.2.25.] [憲法第10号、1987.10.29.,全部改正]
第37条 ①国民の自由および権利は憲法に列挙されない理由で軽視されない。
②国民のすべての自由および権利は国家安全保障・秩序維持または公共福利のために必要な場合に限り法律で制限することができ、制限する場合にも自由および権利の本質的な内容を侵害できない。
(出典:国家法令情報センター http://law.go.kr/main.html)

過剰禁止の原則(過剰禁止の原則)または、比例の原則は国民の基本権を制限するということにおいて国家作用の限界を明示したもので大きく目的の正当性、手段の適合性、侵害の最小性、法益の均衡性などを上げられる。大韓民国憲法第37条第2項は過剰禁止の原則を‘必要な場合に限って’法律で基本権を制限することができると表現している。(出典:ウイキペデイア http://ko.wikipedia.org/wiki/%EA%B3%BC%EC%9E%89%EA%B8%88%EC%A7%80%EC%9D%98_%EC%9B%90%EC%B9%99)

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Author: hasegawa

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