【韓国】’合議部 分配基準’訴価便法引き上げ’無対策’

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‘合議部 配分基準’訴価便法引き上げ’無対策’
ホン・セミ記者sayme@lawtimes.co.kr
入力:2015-03-03午前11:31:10

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[仮訳者注:写真中央に書かれている文字は「法院」]

ソウル中央地方法院(院長イ・ソンホ)は最近民事訴訟合議部事件担当配分基準を訴額(訴訟価額) 1億ウォン超過事件から2億ウォン超過事件に高めた。

訴額を基準として比較的簡単だったり小規模である事件を合議部の代わりに1人の単独判事に任せて、判事3人の合議部ではさらに複雑で長い間の審理が必要な事件を任せるという趣旨と解釈された。

しかし訴額だけを基準として事件を割り振ってはこのように新しい政策の趣旨を生かしにくいことという憂慮が高まっている。
当事者は全部’私の事件が最も重要だ’と考えるためだ。

それで’合議部裁判を受けるためなら訴額を高めるのも問題ない’という考えが依頼人の間に広がっているという。
裁判所はひとまず見守るという立場だが対策を苦悩中だ。

◇当事者”裁判官3人の合議部望んで”=弁護士は”依頼人は単独判事の裁判より判事3人の合議部裁判をさらに信頼する”として”事件配当基準が1億ウォンだった時も合議部裁判を受けるためにどうせなら請求金額を1億ウォン以上にしてほしいという依頼人が多かった”と話した。

このように便法が可能なことは民事訴訟の訴額が別に定められていないためだ。
工事代金や借用金など受けなければならないお金が決まった場合を除けば依頼人の思いのままに訴額を定めることができる。
訴額を調整すれば単独裁判所管轄事件も合議部裁判を受けることができるためだ。

ある大型ローファームの弁護士は”裁判を単独判事で受けるのか、合議裁判所で受けるかは大変重要なことなので依頼人に訴額を上げて選択する方法もあるということを必ず説明する”として”ほとんどが単独裁判所より判事3人の合議部に判断を求めるのを望む”と話した。

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[仮訳者注:手前の人物が手にしている矢印板表記は「訴額」、話している言葉は「合議部裁判希望・・」]

◇弁護士も合議部選好=弁護士も大きく異ならない。
3人の判事が意見を集める合議部判決に対して”予測可能性が高い”という固定観念を持っているためだ。

判事出身のある中堅弁護士は”勝敗を離れて予測できない結論を得ることが最も困る”として”今までの経験則で判事一人の決定より3人が合意を経るならばもう少し安定的で予測可能な結論が出てきた”と話した。

訴額を高めても依頼人と違い弁護士が負担する費用が高まらないということも’訴額上昇をそそのかすこと’のまた他の原因という指摘もある。

ソウル中央地方法院のある部長判事は”弁護士は勝敗に関係なく受託料を取りまとめられるために依頼人に訴額を高めるようにそそのかす可能性がある”と憂慮を表わした。
ソウル中央地方法院関係者は”合議部事件担当配分基準を調整したことは裁判全体を忠実で効率的にするという趣旨であったのにそういう目標を成し遂げにくいならば補完対策を用意するだろう”と話した。

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/Legal-News/Legal-News-View?Serial=91364&kind=AA

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Author: hasegawa

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