【韓国】法曹界の公益性強化

image_printPrint

法曹界の公益性強化
イ・ナムチョル法務士(ソウル中央地方法院外部回生委員)
入力:2015-02-10午前11:36:15

20150210_114204

気象学的に春はまだまだなのに節気上では立春だ。
春がくれば山と野原につつじが咲く。
南部ではすでに木の枝に新芽が芽生えて梅の便りが伝えてくるものの、法曹界を中心にした専門職の世界はまだ冷たい空気が鋭い。

最近光州(クァンジュ)で依頼人が振り回した凶器にささって弁護士が重傷を負う事件が発生した。
現職判事と検事に対する攻撃をした事件を契機に法院と検察では再発防止対策が樹立されて施行されているけれど、感情が激しい依頼人から保護される安全装置が全くないことが弁護士と法務士の現実だ。

特に建物撤去や明度など強制執行段階で執行官や法務士が被る身辺安全に対する脅迫や衝突の危険は今なお残っている。
競争によるサービス手数料引き下げを最高の価値として政策立案者によって幾何級数的に増えた専門職従事者は生存競争の限界状況に追い出されている。
10年後なくなる職種に分類されたりもする。

ジョージ・オーウェル(George Orwell)の’1984年’が面目を失うほど国民を監視したい欲求を持つ権力周辺の資本と結びついたIT業者が広げる市場独占的形態は法曹市場を深刻に歪曲している。

法律専門家の研究と汗で成し遂げた数多くの例規と法的手順そして取引安全という核心的価値を無視して公認証明書と電子システムで法的問題を全部解決しようとする試みは人間の役割を電子技術に変えようとする危険な発想だ。

特性化教育と人格教育をモットーとして導入した法律専門家養成過程と弁護士試験の制度的趣旨とは違って目の前に近づいた試験と就職のために試験科目を主とした機能教育がなされている。

このような姿のロースクールと弁護士試験制度が今後10年間持続するならば、司法試験による副作用だと叱責を受けた’キャンパスの上級公務員試験学院化’と’考試浪人’が再び社会問題になる可能性が濃厚だ。

倫理性はどうか。
法曹人の逸脱行為がニュースにしばしば出て、これによって社会的不信と非難がもたらされている。
専門職が幾何級数的に増加したのに倫理意識はこれに対し伴わずにいるためだ。

国家の中心で市民の中心で、国家監視により市民が監視と統制の主体になる社会に転換されたのをまだ体感できなくなっている領域が法曹界だとするならばこれは深刻だ。
どのようにすれば国民から愛と信頼を再び得るだろうか。
危機克服の解決方法を探そうと法曹界の善知識は夜を明かして悩んでいる。

ところで弁護士協会長選挙シーズンという混乱の中でいきなり飛び出してきた’弁護士強制主義’という制度的長短所を論じるのに先立つ預言者の悩みと煩悶を台無しにしてしまって、国民の視線を氷の塊のように冷たくさせている。
立派な資質と高度な倫理性は国民の愛と信頼の基本土台だ。

事実そのために2000年から弁護士の公益活動を法的義務と規定して、法務士の奉仕活動や成年後見活動、税理士の公益財団設立など多様な形態の公益活動を着実に実践してきている。
このような流れを受け入れた法曹界の公益性強化と倫理性回復、それがすぐに専門職受難時代を克服する近道だ。

【出典】韓国/法律新聞
https://www2.lawtimes.co.kr/Legal-Opinion/Legal-Opinion-View?Serial=91025&kind=BA10

こちらの記事もどうぞ:

image_printPrint

Author: hasegawa

コメントを残す