【韓国】[危機の青年弁護士]④’ロイヤー プア’をご存知ですか… ‘富めば益々富を作り、貧は益々貧になる’固定化

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[ 2014-09-12]
[危機の青年弁護士]④’ロイヤー プア’をご存知ですか… ‘富めば益々富を作り、貧は益々貧になる’固定化
大型ローファーム就職はごく少数…相当数’ロイヤー プア’で転転

ロースクールを卒業した30代後半のA弁護士は自身を‘ロイヤー プア(Lawyer poor)’と呼ぶ。
職場があるが儲けが思わしくなくていくら仕事をしても貧困を抜け出すことはできない‘ウォーキング プア(Working poor)’、華やかな家があるが無理な融資に利子負担で所得が減って貧しく生きる人を指す‘ハウス プア(House poor)’のように、大韓民国最高の専門資格である弁護士資格があるが激しい就職難と担当競争の中に直ちに暮らす問題にだけ汲々としている弁護士を遠回しに言った言葉だ。

ソウルの有名大学法大を出たA弁護士は司法試験に挑戦したがいつも落第した。
これ以上家に手を差し出して援助を求めにくいうえに結婚を約束したガールフレンドもいて金を儲けることに決心したが就職が容易ではなくて塾講師の仕事をした。

生活は安定したが法曹人の夢を捨てることができなかった彼は30代半ばに遅れ馳せながらロースクールに入学した。
貯めておいたお金で学費と生活費を当てたがいくらも行かなくて融資に依存する身分になった。
法曹人になれば全てのものが解決されるだろうと考えて持ちこたえたが現実は違った。

弁護士試験に一度落第後合格したが彼を受け入れる所はなかった。
30代後半に当然前に出すスペックや家、経歴もなかった彼は6ヶ月実務修習事務所さえ探せなかった。
大韓弁護士協会が実施する実務研修教育で間に合わせたがそれは実力ない弁護士という‘赤文字’が残った。
彼は弁護士登録をして6ヶ月を超えて法曹界で就職口を探したが探せなくて結局塾講師に戻った。

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[仮訳者注:左から「学資貸出」「就職難」「半雇用・在宅」「ロイヤープア」「○弁護士」]

◇スペックなければ家でも=弁護士数が1万7000人余りに肉迫して2万人時代を予告しているなかでソウルで活動する弁護士が1万1000人余りに達してA弁護士みたいなロイヤープアが登場している。
大韓弁協によれば年間弁護士試験に1500人余りが合格するがこの中半分程度である700~800人だけが弁護士登録をしている。
軍入隊者や弁護士登録をしないで法務チームや一般職で企業に就職する人々と法院研究員、検事で100人余り程度が任用されるのを勘案しても弁護士試験に合格したロースクール修了生の相当数がどこで何をするのか把握されないわけだ。

状況がこのようにみるとロースクール生は初期競争から脱落しないために在学時代からスペックを積むのに熱心だ。
法院とローファームはもちろん各企業インターン プログラムには普通10対1に肉迫するほど志願者があふれ出る。
外国語勉強は必須だ。

さらにロースクール同期生のうちに高官の子供がいれば親しく過ごすために必死に努力する珍しい風景まで繰り広げられる。
卒業後就職に少しでも役に立つかもしれないと思うからだ。
あるローファームは志願者のお父さんやおじいさんなど家を見て選ぶという噂も飛び交っている。

あるロースクール生は“休みの時ある大型ローファームでインターンで仕事をしたが採用担当弁護士が‘AとBローファームは高官の子供だけ選ぶことで有名だ’と話した”として“自分のローファームは実力だけ見て選ぶという趣旨だったが家に前に出すほどの者がない立場では上手く行く家の友達でもつきあっておこうとする”と話した。
彼は“仕事をする機会を得ることですら貧益貧 富益富現象が深刻なので必死にならざるをえない”と説明した。

一部大型ローファームは入社願書様式で家族事項欄をなくすなど誤解を払拭させるために努力しているけれど状況はそれほど良くならなくなっている。
ある大型ローファーム採用担当弁護士は“家族事項欄がなくても自己紹介書に法曹人または、高位公職者であるお父さんや親戚があるという事実をそれとなく強調する志願者がいる”として“ロースクールに通ったりニューフェース弁護士である子供や親戚をインターンで使ってくれとか就職をお願いする請託が絶えないから誤解とだけするのも難しい”とした。

学資金借金抱いて法曹界第一歩…殺人的就職難に‘見通し暗い’
スペック・前に出す家備えられなければ実務修習席も求められなくて
前官出身弁護士数十億収入話をきけばため息だけ

◇学資金貸し出し→就職難→半雇用・在宅->ロイヤー プア=法曹界の‘富めば益々富を作り、貧は益々貧になる’現像は昨日今日のことではない。
先輩弁護士もすでに体験している問題だ。

別産制ローファームで仕事をしている限り弁護士は“前官弁護士と大型ローファームの仕事独占に零細ローファームや開業弁護士は1ヶ月に2件を担当することも難しい状況”としながら“法院と検察では‘前官僚待遇’がないと話すが依頼人の脳裏には弁護士が自分の事件担当判事や検事とつながりがなければ何の役にも立たないという考えが根深く打ち込まれている”と話した。

彼は“そうでなくても仕事日照りなのに有名前官弁護士が何十億,何百億ウォンを儲けたという話を聞けばため息が出る”として“弁護士業界の富めば益々富を作り、貧は益々貧になる現象が固定化されるようだ”と指摘した。

経歴弁護士も事情がこうだが、まともに前に出すスペックや経歴がない青年弁護士の状況が良いはずがない。
奨学金比率縮小で内紛を体験している建国大ロースクールのようにあれこれ理由でロースクール生に対する支援が減って学資金や生活費用意のために融資に依存するロースクール生が増加している。

大学情報公示サイトである大学アラートによれば学資金融資で登録料を負担しているロースクール生比率は2009年平均13.4%で2010年18.9%に増加したのに続き2011年には22.2%まで増えた。
特に済州大ロースクールは同じ期間登録料貸し出し利用学生比率が5.3%から37%に7倍近く増えることもあった。

家の状態が豊かならば心配がないが両親に手を広げて援助を求めにくくて融資に依存して数千万ウォンの借金をして弁護士になった彼らを待つのは殺人的な就職難だ。

大型ローファームなどに入社する上手く行く弁護士はごく少数に過ぎなくて残りは零細ローファームを転々としたり半雇用弁護士、在宅弁護士の道に陥ったり、それさえもならなければA弁護士のように法曹界を抜け出すことになる。
そして半雇用と在宅弁護士、非法曹系従事者中相当数はロイヤー プアとなる。

瑞草洞(ソチョドン)のハン弁護士は“借金に苦しめられて暮らしにくくて戦々恐々とする弁護士が増えるほど被害を受けるのは依頼人である国民”としながら“最近勝訴金を横領したり詐欺を働いて拘束される弁護士が増加しているのにロイヤープアが増加するほど‘腹がへったライオン’より恐ろしい弁護士も増えることになるだろう”と話した。

キム・ジェホン記者nov@lawtimes.co.kr

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/LawNews/News/NewsContents.aspx?serial=87147&kind=AE&page=1

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Author: hasegawa

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