【韓国】‘ジョイントベンチャー’初めての誕生予告…法曹界関心集中

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‘ジョイントベンチャー’初めての誕生予告…法曹界関心集中
国内中堅法務法人‘ファヒョン’・英国法務法人‘アッシャースト‘

カン・ハンstrong@lawtimes.co.kr入力:2021-05-17午前9:59:09

国内ローファームと外国ローファームが合弁法務法人を設立して韓国弁護士と外国法諮問士を雇用して両国法律業務を全部取り扱う’ジョイントベンチャー(joint venture)’が史上初めて誕生する展望だ。2011年7月法律市場が初めて開放されて10年ぶりだ。

14日法曹界によれば、我が国の中堅法律事務所である法務法人ファヒョンと英国大手法律事務所であるアッシャースト(Ashurst LLP)が最近法務部に合弁法務法人設立認可予備申請を出して予備審査が進行中だ。

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合弁法務法人予備審査は2011年7月法律市場1段階の開放がなされて10年ぶり、2016年7月3段階開放が始まって5年ぶりのことだ。

予備審査は易しい正式審査のための任意的事前手続きだが、証拠書類不備による再申請など不必要な行政手続きが繰り返されないようにすることなので事実上正式審査手続きと見なされる。

法律市場開放関連根拠法である外国法諮問士法は合弁法務法人に参加する韓国と外国ローファーム共に3年以上運営された法務法人であることを要求している。代表者もまたそれぞれ韓国弁護士と外国法諮問士に登録された者でなければならない。アッシャーストでは最近日本とシンガポールで活動した約30年経歴の弁護士が外国法諮問士で登録した。彼は商社紛争解決および仲裁専門家で、企業犯罪・腐敗犯罪など刑事事件も多数受任してきたと伝えられた。

2001年設立されたファヒョンは瑞草洞(ソチョドン)に主たる事務所を置いている中堅ローファームだ。韓国弁護士など30人余りの専門家を有している。検察総長候補者に指名されて国会人事聴聞会を控えているキム・オス前法務部次官が2018年退任以後2年余りの間顧問弁護士で活動したところだ。

1822年設立されたアッシャーストは、英国に本社を置くグローバル ローファームだ。世界15か国に27個の事務所を置いていて、弁護士を含む専門家数は1500人余りに達する。

法律市場開放10年ぶりに
合併法人設立予備申請

ファヒョンとアッシャーストの二つのローファームが審査手続きを通過して法務部長官の認可を受ければ史上初めて合弁法務法人で記録される。合弁法務法人認可を受ければ国内外弁護士を全部雇用して外国法はもちろん国内法事務まで扱うことができるようになる。外国ローファームには国内法関連諮問業務(インバウンド)市場に接近できる機会が、韓国ローファームにはグローバル法律サービスで業域を拡張する(アウトバウンド)橋頭堡を持つ機会ができるわけだ。

我が国は2016年7月1日ヨーロッパ連合(EU)に続き2017年3月15日アメリカ ローファームにも国内法律市場を3段階開放した。3段階まで開放した国のローファームに対しては国内ローファームとの合弁法務法人設立が可能だ。現在の自由貿易協定(FTA)等により3段階までわが国の法律市場を開放した国は英国とヨーロッパ連合(EU),アメリカ、カナダ、オーストラリア、ベトナムなどだ。

だが、この間合弁法務法人設立に立ち向かう国内外ローファームは一か所もなかった。理由は強力な規制のためだ。
外国ローファームの合弁法務法人持分率と議決権は最大49%に制限されるだけでなくジョイントベンチャー設立主体は国内外ローファームの本社にならなければならず、消費者保護のために事故発生時合弁に参加した国内外ローファームが無限責任を負うようにしていて事実上ジョイントベンチャー禁止法という指摘が出ることもあった。

法務部審査通過時は
法律市場地殻変動の‘信号弾’

こうした中、初めての合弁法務法人設立作業が進行されて法曹界の関心も集中している。

ある大型ローファームの弁護士は”今回の合弁は国内中小型ローファームがグローバル力量を高めて大型ローファームと競争ができるようになる信号弾になるもの”としながら”このために大型ローファームも合弁進行過程を注意深く見守っている”と話した。

あるロースクール教授も”市場が一定水準以上に成熟すれば国内市場を保護するための垣根がかえって自由な成長と競争を防ぐ障害物となる”として”今はわが国のローファームも外国ローファームとの合弁等を通してグローバル化しなければならない。合弁法務法人が成功をすることになれば青年弁護士のための雇用創出にも助けになるもの”といった。

ある外国弁護士は”外国法諮問士法の過度な規制が長期間持続して最近法律サービス市場に対する韓国大型ローファームの独占が強化され、現行法を避けて迂回的に外国ローファームと協力する便法も現れている”として”少なくとも今回の合弁法務法人推進は正攻法という点、既存の強力な規制に亀裂ができているという点で肯定的”と分析した。
それと共に”アッシャーストは過去に比べて成長が停滞しているという評価なので突破口が必要な状況であること”としながら”合弁法務法人が茶碗の中の台風で終わるのか、数年間停滞した実質的な法律市場開放を操り上げる契機になるのか注目される”と話した。

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/Legal-News/Legal-News-View?serial=170086&kind=AD

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Author: hasegawa

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