【韓国】’民法債務不履行編’改正案初公開

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[ 2013-10-25]
‘民法債務不履行編’改正案初公開
‘支出費用の賠償’ ‘代償請求権’明文化

債務不履行による損害賠償の範囲に‘支出費用の賠償’を含むなど債権者保護を強化する方向で民法が改正される展望だ。

法務部民法改正委員会債務不履行法分科委員会(委員長頌ソンドクス梨花(イファ)女子大教授)は去る19日ソウル大学校近代法学百周年記念館で開かれた‘2013年韓国民事法学会国際学術大会’で2010年から改正作業してきた民法債務不履行編改正案を初めて公開した。
この間財産法分野は全面的に改正されたことがなくて改正案が通過されれば1958年民法制定以後55年ぶりに初めての改正がなされるという点で意味が大きい。

民法改正委、民法債務不履行編改正案初公開
民法390~399条中6個の条文改正など大幅手入れ
民法制定後初めての改正… “独より債権者保護”

委員会が公開した民法改正案によれば、債務不履行による損害賠償を規定している民法390~399条中6個の条文が改正されて2個の民法条文と1個の民事訴訟法条文が新設された。
この中は△債務不履行と損害賠償△損害賠償の方法△過失相計など1999年2月構成された民法改正特別分科委員会が用意して2004年国会で廃棄された民法改正案の内容も含まれている。

今回の改正案はその間判例と学説で認定されてきた‘支出費用の賠償’と‘代償請求権’等を明文化して債権者の地位を強化したという評価を受けている。<▼下段関連記事>
第392条の2に明文規定で導入された支出費用の賠償というのは債務が履行されることを信じて債権者が費用を支出した場合、その費用の賠償を請求できるようにした規定だ。
399条の2に新設された代償請求権は債務の履行を不可能にした理由で債権者が債権の目的である権利や物に代わる他の利益を得た場合、債権者がその利益の償還を請求することができるようにしている。

この他にも390条‘債務不履行と損害賠償規定’のただし書を改正して故意または過失がない場合を免責理由に決めたし、金銭賠償を原則にする394条の‘損害賠償の方法’は‘金銭賠償を原則にするもののその他の適切な方法で賠償することができるように’修正した。

395条の表題を‘履行遅滞と塡補賠償’から‘塡補賠償’に修正して塡補賠償の要件を具体化する一方履行拒絶と不完全履行の場合にも塡補賠償が認められるという条項を新設した。
また、396条の表題を‘過失相計’から‘債権者過失の参酌’に修正して要件を明確にしたし、397条金銭債務不履行に対する特則は改正して意味を明確にした。

398条の表題を‘賠償額の予定’から‘違約金’に修正して違約罰にも減額を認めるようにする一方、民事訴訟法第202条の2に‘損害額の決定’条項を新設して損害額を定めることはできない場合には証拠調査の結果と弁論全体の趣旨を参酌して裁判所が損害額を定められるように改正した。

法務部民法改正委員会委員であるキム・ジェヒョン ソウル大ロースクール教授は“支出費用賠償と代償請求権などドイツ民法上制度を参照して作った今回の改正案はかえってドイツよりはるかに債権者保護に心血を注いだということができる”として“4年間の議論を経て作った改正案が公聴会と言論報道など世論収斂を通じてもう少し立派な法案で立法されることを期待する”と話した。

キム教授はまた“債務不履行による損害賠償の内容と損害賠償の範囲に関する規定が改正案から抜けるなど包括的な改正がなされない点は残念として残るが、民法制定以後一度も改正されたことがない債務不履行編を改正するための最も前向きの試みだったという点で意味がある”と話した。

パク・チヨン記者jypark@lawtimes.co.kr

[2013-10-25] “民法の債務不履行編”改正案初公開

【出典】韓国/法律新聞
https://www.lawtimes.co.kr/LawNews/News/NewsContents.aspx?serial=79321&kind=AE&page=1

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Author: hasegawa

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